AtelierMina’s blog

うさぎと雑草と旅が好き 絵を描いたり旅行記を描いたりしています

ジャックフルーツを食う!

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ついについに、ジャッカ(jaca:ジャックフルーツ)を食べました!
「ミナちゃん食べたことないっていうから」とご近所の桑野さんが持ってきてくれました。
やったあ!!

いまジョタカ村を車で走っていると、実をたくさんつけたジャッカの木が目立ちます。
今年はどこも実の付きがいいらしい。
幹からいきなり大きな実がぶらさがっている様はなんとも不思議で、同時に「よく落ちないな~」と思います。
実が頭に落ちてきたら死んじゃいます。
デカいし…。

このジャッカというフルーツは、外見はトゲトゲした固い表皮におおわれて食べられそうにないのですが、開けてみると中は…

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こーんなかんじ。
白っぽい果肉に覆われた種子がぎっしりと詰まっています。
これをひとつづつ掘り起こして食べます。

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発掘気分。

味は強くはなく、ほどほどの甘みとちょっぴりの酸味。バナナみたいな味。
果肉がどろっとやわらかい種類と、サクサクと固い歯触りの種類とがあるそうです。
今日食べたのは固い方。
私はドリアン好きなんで、柔らかい方が好みかも。まだ柔らかいのは食べてないので、楽しみです。

中に入っている大きな種は、桑野さん曰く「ゆでると栗みたいなのヨ」
早速塩茹でしてみました。

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おお~、皮は剥きやすく、中は真っ白でたしかに栗っぽい味!
甘くはないけど、これはなかなかイケてます。
どっちかというと豆に近い味かなあ。
ジャッカ、なかなかやるな!

ジャッカの果肉はとても腹持ちがよいです。
ジャッカとファリーニャ(マンジョッカ芋の乾燥粉末)でご飯になってしまうくらい。
実際、いまお腹が重いです。
7~8粒食べただけなのに…。
木になる果物は貧しい人たちの味方。
ここブラジル東北部は80%が黒人系。
ブラジルの他の場所と比べて、多くの貧しい人たちが住んでいる地域です。
一年中気温が高いから服や布団は少なくて済むし、フルーツやファリーニャ、フェジョン(豆)を食べて生き延びることもできるから、そういう人たちにとってもここは住みやすい場所のようです。
しかし「労働者」と呼ばれる人たち、奴隷として連れてこられた人々の子孫たちについて、度々考えさせられています。
「おじいちゃんは奴隷だった」という人がまだまだ存在している。
奴隷が居た時代はそんなに昔のことではないのですね。