ジュアゼイロ・ペトロリーナ：檻の中で一晩

ジュアゼイロは、バイア州の北端にある街です。
RIO SAO FRANCISO（ヒオサンフランシスコ）サンフランシスコ川を境に、北側はペルナンブーコ州です。
ジュアゼイロに農園を持っている人のほとんどは、川向こうのペルナンブーコに家を持って住んでいます。
ペルナンブーコのほうが交通マナーも良く、ちょっと品がいい。
また「バイア州の人」と言われるのと「ペルナンブーコ州の人」といわれるのとではだいぶ違いがあるようです。
埼玉と東京みたいなものでしょうか。

一日目に泊めていただいたのは、ジュアゼイロでマンゴー農園を営んでおられるHさんの、ペトロリーナの家。
農園の敷地内にも家をお持ちですが、やはりペトロリーナにも家があります。

家は高い塀に囲まれており、塀の上には侵入者を防ぐための電流が流れる線が張り巡らされています。
塀の中の敷地には、さらに鉄格子があり、そのなかに家があります。

塀と鉄格子の間には番犬がいて、家を空けるときや、夜には犬が放たれます。
飼い主だけに従順で、わたしたちはずいぶん吠えられました。
でもそれがここではいい犬ですから！

それにしても困ったのが、蚊！！
どういうわけだか蚊がものすんごくいたのです。
ここはそういうところらしい・・・
どこをみても蚊が飛んでいるのが見える・・・
そんなとき、役に立ったのがこれ！

網に電気を流して蚊を殺すラケット！！
正式名称は不明。
一拍撃とかそんなような漢字が書いてありました。中国製？
たしか日本でも輸入雑貨の店で見たことがあります。
いやーーーこれはほんとうにたいしたものです。
スイッチを押しながらぶんぶん振り回すと、面白いように蚊が落ちます。
ラケットに蚊が当たると火花がちり、バチバチッ！！とすごい音がします。
普段なら、蚊の羽音をきいただけでぞっとしますが、これを持っているときは蚊が近づいてくるのが楽しみなくらいでした。

夜は、蚊帳を持参したのでぐっすり眠れました。
よかった～～
持っていなかったら・・・朝には顔が変わっていたことでしょう。
ぶるぶる。