AtelierMina’s blog

うさぎと雑草と旅が好き 絵を描いたり旅行記を描いたりしています

パンの実

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パンの実、Fruta de pao (フルッタジパン)です。
パンの木はとても大きくなります。
その枝から、この大きな実がたくさんぶらさがっているのをときどき見かけます。

「長靴下のピッピ」というたしかイギリスの児童文学の本を小学生の頃、愛読していました。
ひとりで大きなボロのお屋敷に住んでいる破天荒で怪力の女の子ピッピと、お隣に住んでいる姉弟の冒険物語。
その中で、ピッピたちが南の島に漂着し、そこでしばらく暮らすお話がありました。
そのとき、ピッピたちが食べていたのが、パンの実でした。
パンの実ってどんなものかしら、木にパンがなるなんてすごいなあ、とずっと憧れていました。

わたしは食べ物への執着がこどものころからとても強くて、絵本や物語に出てくる食べ物のことはいまでも読んだときの感動とともに思い出すことができます。
ときどきその執着の方が強すぎて、実物を食べてみたら「なーんだ、こんなものか」とがっかりすることもあるのが困りものです。

パンの実は、読んだ当時はほんとうにパンの味がするんだと思っていました。
実物は、イモに近かったです。
でもイモも大好きなわたしにとって、パンの実は期待を裏切りませんでした!!
熟し具合によって味が違います。
若めのホクホクしたイモ味も好きですが、だいぶやわらかく甘くなっているのも好きです。
南の作物独特のヤニのようなにおいが少しあります。


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切るとこんなかんじ。
真ん中に芯があります。
皮は薄いのでそのまま調理して食べるときはがします。

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蒸し器でふかして・・・

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朝食にいただきました。
おいしかった~~
わたし、パンの実と、ときどき卵とかハムがあれば生きていけると思う。