昔話の食卓
ずいぶん間が空いてしまいました。
仕事が忙しく、雪崩れるように7月に突入していました。
今年は梅雨らしい天気が続いていますね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は最近、F.P.Books店主である弟から勧められた本を読んでいます。
これがなかなか面白い。
姉の好みをよくわかっていますね。
「昔話の食卓」、という本です。
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ヘンゼルとグレーテルがみつけた家は、お菓子の家ではなくてパンの家?
シンデレラの場所はどんなかぼちゃだったのか?
赤ずきんがおばあさんに持っていったお菓子はどんなものだったのか?
物語が書かれた時代や土地から、具体的に推察していき、当時の食生活や、貴族と庶民の食べ物の違い、食習慣などを知ることができる一冊です。
空に近い動物ほど高貴な身分の食卓にふさわしい、という食べ物のヒエラルキーはおもしろかった!
地面に近いところにいるうさぎ、豚、羊などは庶民がたべるもの。
貴族は天に近いところを飛ぶ鳥、天に近いところに実る果実などがふさわしいと考えられていたのですって!
孔雀や白鳥も珍重されたとか。
食べ物好きのわたしにはたまらない、大変興味深い本でした。