AtelierMina’s blog

うさぎと雑草と旅が好き 絵を描いたり旅行記を描いたりしています

猫の肖像再び1

イメージ 1

何ヶ月か前、飼い猫を亡くした祖母にあげるため描いた猫の絵。
死ぬ間際の写真を参考にしたため「痩せ過ぎ」とダメ出しをいただいた。
上から修正しようと思ったが、時間があいてしまったためそんな気にならず。
加えて、改めて見ると本当に痩せている。
描いているときなぜ気づかなかったのか、、、。
まあ過去の作品なんてどれもそんなものです、、、。
絵をかくことは描く技術よりも見る目が重要だとひさしぶりにおもわされた昨日の午後。

まあそんなわけで、新しく一枚描き始めました。
こんどは丸々太った時代の写真があります。
背景は祖母の家の玄関から外をみた景色にします。
完成のイメージがすでにはっきりあるので早く仕上がりそうです。
一日目の仕事にしては随分進んだ。
油絵の具にさわるのひさしぶり。
蓋が固くてあかないチューブあり。。。。。。。すまん、絵具よ。
油絵具を使うときは部屋の窓を開ける。
冬でも開ける。
換気の意味と、なんとなく空気の流れていく感触が絵を描く気にさせるから。
これはおそらく大学のアトリエがコンクリ床にボロ窓、一年を通じ外気温とかわらぬ環境であったことから来ていると思われる。
体がそういうのに慣れているのだね。

今回の下書きは、絵具が乾かないうちに上から描いていったので、絵具が混じり合いなめらかなタッチになっている、、、と思われます。(ギクシャク)
下地の色が乾いてない上から描くと、下の絵具にひきずられて色がにごるわけですが、それを計算に入れた上で絵具をのせていくと艶やかな画面が得られます。(たぶん)
反対に乾いてから上に色をのせると、下の色に左右される事がなく、はっきりした色分けが可能です。
どちらもやりすぎるとヌルヌル、もしくはガサガサな画面になるので使いどころが大切ですね。
と、自分に言い聞かせる。

いつも描きだしは調子良く自由に描けるんだが、詰めに入ってくると方向を失うんだよなあ。
がんばろう。