AtelierMina’s blog

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色の名前

ブラジルでの暮らし、空気が伝わってくるすてきなサイト「カンピーナス日記」。
いつも楽しく拝見しています。
こちらの記事に、ポルトガル語での色の表現について触れられていましたので早速トラックバック

http://blogs.yahoo.co.jp/yukopon0418/11975755.html

色の名前というのは本当に無限にありまして・・・
誰もが共通して「この色」と認識しているものから、主観の入ったものまで様々です。

絵の具の名前となると、かなり難しくなってきます。
絵の具の原材料によって名前が変わってくるので、同じ色に見えても違う名前だったりします。

例えば白。
見た目はほとんどかわりませんが、油絵の具では「ジンクホワイト」「シルバーホワイト」「チタニウムホワイト」などがあります。
絵の具と言うのは、鉱物を細かく砕いて樹脂や油に混ぜたものです。
だから「コバルトブルー」という色がありますが、本物のコバルトを砕いて作った絵の具が本当のコバルトブルーでして、これはもう非常に高価な絵の具です。

しかしそうそう高い絵の具なんて使えるもんじゃござんせん。(泣)
そんな貧乏画家のために、科学のチカラでコバルト色をつくり出したのが科学染料です。
この染料をつかった絵の具は、ちゃんと名前の最期に「HUE」(ヒュー)がついています。
安いです。
ホルベイン油絵の具初心者セットとかに入ってるのは大体コレです。

安いですが・・・天然にはかないません。
染料をつかった絵の具は、混色すると濁りやすいのです。
よって、高くてもホンモノを買う。
そして画家はますます貧しくなってゆくのです・・・(笑)


あ、すっかり絵の具の話になってしまった。
美大でね、習うんですよこういうコトも。
絵の具がどうやってつくられてきたか、とか。
油絵の歴史とかね。おもしろいよ。