AtelierMina’s blog

うさぎと雑草と旅が好き 絵を描いたり旅行記を描いたりしています

壁に絵を描いています

こんばんは。
今日は、サルバドルから更新しています。
サルバドルの日本食ポルキロレストラン、TEMPURA(てんぷら)の内壁に絵を描かせてもらっているところなのです。

テンプラの経営者、Mさんは日系人で、やはり移民として入植された方です。
2年前にご主人を亡くされ、娘さんと二人でお店を切り盛りしておられる、やり手の女主人です。

先週の日曜日、お店に伺ったとき「この壁、まっしろでさみしいから、みなちゃん何か描いてくれないかしら?」とドキドキするお申し出をいただきました。
お店の内装ですから、お店の評判や雰囲気に関わることですし、責任重大だわ!と思いつつ、この大きな白い壁に描けたらたのしいだろうなあ、とわくわくする気持ちもありました。
その場ではっきりお返事するのは避けて、家に戻ってから考えてみました。
でも、家に着く前に頭のなかでは画面が広がってきていて、描きたい気持ちが勝っていました。

一週間、絵の具を調達したり(これが意外と大変でした。赤黄青黒白の5色を集めるのに何軒も回りました!)、構図を考えたり、イメージを膨らませるための写真資料をネットで集めたりしました。

イメージ 1

これが苦労してあつめた絵の具。
布に描いて洗濯しても大丈夫というもの。
耐水性になる点を重視。


さて、お店の壁はこんなかんじです。
夜撮った写真なのでちょっと見づらくて申し訳ないです。
テラス席のようなかんじになっている場所の壁です。

イメージ 2



壁画のモチーフは、桜にしました。
日本食レストランですし、やはり日本的なもの、そして私が無理なく描けるものときたらウサギか花しかありません。

桜の木の下でお花見をしている気分になれるような、そんな雰囲気を目指します。

イメージ 3

まずは枝から描いていきます。
期せずして水墨画のようなタッチになりました。
高いところは竹の棒のさきに筆をつけたり、椅子にのったり。

イメージ 4

枝を壁一面に描いた所で午前中終了。
10時半から始めて13時までかかりました。
でも広さの割には良いペース。
お昼はレストランのごはんをいただきました。
お客さんたちが絵を見ていきます。
話しかけてくるおじさんもいました。
私がブラジル語ができないとわかるとこんどは英語で。
ひさしぶりに英語で話してしまった、緊張!
単純な単語が全然でてこなくて、あとで落ち着いて考えてみたらどうってことない単語でした・・・。
言葉はつかわないとすぐだめになりますね。

イメージ 5

午後からは、花咲かじいさんです。
枝にひたすら花をつけていきます。
最初はひとつひとつ描いていたのですが、遠くから見たとき映えないので、花ひとつひとつの形は無視して全体の印象で描いていく方法に変更しました。

イメージ 6

ひたすら描きます。

イメージ 7

もりもりもり。
今日はここまで。

あと一日では完成しそうにないので、明日も泊めていただくことにしました。