AtelierMina’s blog

うさぎと雑草と旅が好き 絵を描いたり旅行記を描いたりしています

サルバドル日本語学校にて2クラス

サルバドル日本語学校で、午前中は子供のクラス、午後は成人クラスをやらせていただきました。

子供のクラスは9人。
一人一人に声をかけて指導をするのには非常に適当な人数でした。
年齢は6歳~10歳くらいでしょうか。
日本語で会話をすることはできませんが、
「とってもいいね!ここの色がすてきだわ」
「すごくいいよ!すばらしいね!よくかけてる!」
と、声をかけ、肩に手を置き、目を見ると、なにか伝わるものがあったと感じました。

授業の内容は、光の三原色、赤、青、黄のみでの色作り、その後で花を描きました。
絵の具を水で薄める度合いによって色が変わる事、絵の具をどんどんまぜていくことでたくさんの色が生まれる事を体験するのが目的です。
画用紙に自分でつくった色で小さな丸を描き、画用紙いっぱいになるまで色作りをしました。

ここまで約30分。

こんどはひとりに一本、花をくばり、観察することを教えました。
一番したの茎からはじめて、茎の太さ、色がどうかわっていくか、どこで茎がふたつに分かれているか、はっぱはどこに何枚ついているのか、対になっているのか、花はどこについているか、花の中心はどうなっているか、、、
この日の花はメランポジウム。
黄色いかわいい花で、描きやすい形です。

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よく観察したら、いよいよ描き始めます。
まずは一番したから。
太い茎がだんだんほそくなり、先に花がつきます。

子供たち、大胆に、しっかりと花を描きました。

わたしは子供の中をまわるのに夢中で写真をとりわすれました。
自分が指導しているときは写真とれないな~。


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続いて、午後から成人クラス。
去年行われた、日本人のブラジル移民100年祭のおかげで、日本語をならいにくるブラジル人がどっと増えたそうです。

2時からの予定でしたが、当日の朝「2時では生徒が集まらないかもしれないので3時からにしてほしい」と言われましたが、2時になってみたら教室いっぱいに生徒さんが来ていました。
(ブラジルでは時間通りに始まることはまずなくて、パーティーでも会合でも、そして授業までも遅れてあたりまえ!みんなが集まったときが始まるときなんですって)

こちらは紋切りをやりました。
みなさん、独自のアレンジを加えて、オリジナルの紋切り掛け軸ができあがりました!

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この成人クラスには、児童合宿にきていた子供たちは入っていないと聞いていたので、児童合宿でやった内容とまったく同じものを用意してきていました。
ところが、教室に入ってみたら、見た顔がちらほら。
そんなハプニングや予定変更はザラです。
慣れた、とはいえませんが、驚かないようにはなりました。
急遽、別教室にもう1クラス設け、こちらのクラスは、紋切りで別の飾りをつくることにしました。
丸く切った紙に紋切りをあえて一部分だけ見えるように貼って、糸でつなげたものです。

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紋切りの活用バリエーションを考えておいてよかった~と心底思いました。
備えあれば憂いなし。