AtelierMina’s blog

うさぎと雑草と旅が好き 絵を描いたり旅行記を描いたりしています

さくらんぼちゃん公演終了。

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幼稚園にて行われた「さくらんエルフリーデ」の朗読音楽会は無事終了したらしい。
家庭の事情と、怖いのとで本番は観に行かなかったんですが、評判はまずまずのようで。
音楽はドイツで活躍されている若手音楽家たちなのでまったく心配なく、むしろ心配なのは子供の集中力を絵でつなぎ止める事ができるかどうかという点でありまして、そういう意味でも責任重大だな!と思いながらがむしゃらに描いた30枚。
30分間のコンサート、子供たちが耐えられるのか、とずいぶん心配されましたが、ほぼ静かに聴く事ができたようです。
ほっ、、、。

まーでも、そういう子供が苦手とすることをあえて挑戦する機会をもっともってもいいんじゃないかな~と思ったり。
じっとしている、黙っている、場をわきまえる。
こういうことができない子供さん、増えてます。
まあ自分だってコンサートの最中に騒いで外に連れ出されたことありますけど。
(なぜかそこ一回だけよく記憶しています。会場の景色まで覚えている!!)
でもできないからやらせないっていうのはどうかねえ、と思う訳ですよ。
子育てしたことない人間の戯れ言ですが、ちょっとだけお耳ならぬお目を拝借。

できないからこそ、そういう空気に触れてほしいなあ。
無理だからできないから、とそういう場につれていかなかったら一体どうやって場をわきまえる、空気のよめる子になるんだろーか。
まわりの目が厳しいから、迷惑かけたくない。
ていうことなんだろうなあ。
知らない人に怒られて学ぶ事もあると思うが。
いや~でも最近は通りすがりに注意したら逆に刺される世の中ですからねえ。
うっかり子供にあいさつもできないですよ。
「知らない人に話しかけられてもこたえちゃだめよ!」
と親に言われているのであろう。
露骨に距離をとって歩かれたりしてちょっと悲しい、、、。
知らない人同士が挨拶も交わせない、さびしいなあ。

いや、ところがね!
わたしこないだ電車の中でおじさんに突然話しかけられたんですよ!
「あの~お話わりこんじゃってごめんなさいね。あれですよ、タワーオブテラー?
 あれ、乗った方がいいですよ。」
はあ?
スーツを着た初老の男性。
白髪7割くらいのちょい長の髪を後ろで一つにまとめてちっちゃいちょんまげにしている。
話を聞いてみると、なんでも先日カリフォルニアのディズニーランドに生徒の引率で行き、無理矢理いっしょに乗らされたらしい。
何箇所かつっこみ所があるが、すべてスルーして「そうなんですか~」と相づちを打った。
おっさんが話しかけてくる前に、友人と「タワーオブテラーは怖そうだから乗れない!」という話をしていた。
その後しばらく話をしないで黙って電車に揺られていたんだが、その沈黙を破っておっさんは話しかけてきたのである。
話しかけようかやめようか、おそらく沈黙の中で逡巡していたに違いない。
しかし勇気をもって話しかけた。
おっさんを後押ししたのは、わたしのあくびではないかと見ている。
その日わたしはそれなりにおシャレをしていた。
にもかかわらず、つり革から手を離すのがおっくうで、手で口を覆う事無くおっさんの顔の前であくびをした。
これがおそらくおっさんに「この女子は話しかけてもだいじょうぶ!」と思わせたんではないかと推測する。
ああ、これがいわゆる「スキを作る」というやつなのか?
でもおっさんにモテてもねえ、、、。
ともあれ、知らない人に電車内で話しかけられたのはなかなか楽しい体験でした。
皆さんも車内で話されている話題について「教えてあげたい!」と思った事があるはず。
でも実行はしませんよね。
わたしもしたことはありません。
けどこういうのフツーにできたらなかなか毎日楽しそうだなと思った次第であります。
ああ、話がそれちゃった。
ま、そんなかんじで。