AtelierMina’s blog

うさぎと雑草と旅が好き 絵を描いたり旅行記を描いたりしています

おばあちゃん画家 丸木スマ。

さっき放送していたテレビ東京の番組「美の巨人たち
今日は時期柄、原爆画家丸木夫妻の特集だった。
最期の10分くらいしか見られなかったのだが、それでも夫妻の悩みながらの歩みが伺い知れた。
広島出身の画家でなければ、原爆の絵を描かなければという思いにはならなかったかもしれない。
夫婦にならなければ、それぞれに自分の芸術を高め、自分の作品を作っていったかもしれない。
描いた原爆の絵を全て焼き捨てたいと思ってもいた。
しかし、夫妻は原爆美術館を建てた。
そこにくれば誰でも原爆の絵を見る事ができるように。

うちには夫妻の描いた絵本「広島のピカ」があった。
子供にはその絵は恐ろしすぎて、表紙に触るのもいやだった。
今見ると、夫妻の絵のうまさに驚く。
しかし今日一番驚いたのは、丸木位里の母、丸木スマのこと。
彼女は70を超えてから絵を描き始めたという。
その絵は天真爛漫で、一言で言えば「へたうま」。
あたたかく味のある形と目に楽しい色。
ちらとしか映らなかったが、もっとスマの絵を見たいと思い、さっそく検索してみた。
すると原爆美術館で現在「丸木スマ展」開催中であった!
ラッキー。
会期は9月2日まで。

http://www.aya.or.jp/~marukimsn/index.htm