レオレオーニ展を見てきました
板橋区立美術館で開催中の「だれもしらないレオレオーニ展」に行ってきました。
スイミーで有名な絵本作家、デザイナーです。
スイミーの原画が見られると思ったら、原画は全て行方不明で、レオーニの作品を管理している倉庫にはないんだそう。
唯一、レオーニ本人がスイミーの原画と同じ構図で描いた5点が存在します。
チェコスロバキア美術館に贈られたものです。
色味がすこし違っているのですが、スイミーで使われた剥がし技法が見られます。
素晴らしかったのは、スイミーの原画のある展示室以外は全て撮影可能だったこと!
シャッター音がしないカメラアプリを使って、思う存分撮らせてもらいました。
日時指定予約制のため、混雑も抑えられていました。
ねずみのフレデリックや、ワニのコーネリアスなどの絵本原画があり、レオーニが手でちぎった紙のざらつきや、色鉛筆などで描かれた線の柔らかさを見ることができました。
このひと、本当に絵が上手い。
絵本原画目当てで行ったのですが、特に感動したのは、デザイナーとしての仕事の展示です。
雑誌の表紙や本の表紙。レオーニの単純化された形と鮮やかな色、ペン画の描線の組み合わせによるデザインは、どれも一枚の絵として壁に飾りたくなります。いやーおしゃれ。
それから、「平行植物」の絵と彫刻。
この世には存在しない植物をあたかも本当にあるかのように説明した本をレオーニは書いています。
そのアイディアスケッチもとてもよかった!
手帳のページにペンで描かれたスケッチの展示はワクワクしました。
線の細かさにも圧倒されました。
私の視力では近いても細かすぎて見えないところも…
レオ・レオーニ展は板橋区立美術館にて来年2021年1月11日までです。
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/4000016/4001385/4001386.html
サイトから日時指定予約が必要です。
電車でのアクセスがしづらいのが難点でした。
三田線の終点、西高島平駅から大きな大きな道路の脇や下をくぐり抜けながら10分以上歩きました。
バスもありますが便数少ないです。調べてからお出かけを。