紋切りで掛軸作り

3年前ブラジルに来たときも、各地の日語学校で行った「紋切り遊び」を、今回も持って来ました。
前回は、できた紋を色画用紙に貼ったのですが、今回はもう一歩すすんだ完成品が欲しいと思い、掛軸にすることにしました。

この紋切り遊びは、エクスプランテから出版されている「紋切り型」の本を使わせていただいています。
本の著者であり、紋切り遊びを広めておられる下中菜穂さんとは個人的にもおつきあいがあり、3年前のブラジルでやった紋切りの写真を、たいそう面白がってくださいました。

去年、下中さんはNHKの趣味悠々だったかな？クラフトや手芸を紹介する番組に出演され、紋切りの紹介をされました。
そうしたらなんと、児童合宿に来ていた日語学校の先生が、その番組をここブラジルで見たというのです。
びっくりしました。
ブラジルでもNHKが見られるのです。
全番組ではありませんが、リアルタイムのニュース番組も入ります。
それにしてもまさか、ちょうどあの番組を見ていたなんて！
日本とブラジルがその番組でつながったようなきがしてうれしかったです。

それにしても、50人の子供と大人相手に紋切りを一人で教えるのは大変で、最初の一時間はどうなることかと思いました。
ですが、そんなてんやわんやの私を見かねて「手伝いましょうか」といってくださる先生方がおられたのです。
そこでようやく、そうだ、ほかの先生方に手伝ってもらえばいいんだ、と気がつきました。
先生方で集まっての打ち合わせが一切なかったので、手伝ってもらおうにも説明する時間がいままでなかったし、思いつきもしなかったのです。
おやつ休憩の時間を利用して、先生たちに先に紙の折り方を伝えました。
そうして後半、こんどはさっきよりずっとスムースに行きました。

なんでも自分ひとりでできたらこんな楽なことはありません。
できることならすべて自分でやってしまいたいと思います。
けれど腕は二本しかないし、口はひとつだし、一人でできることはわずかです。
学ばされることの多い時間でした。

ああ～～紋切りを作っているところの写真、忙しくて撮れなかったの、残念！！

エクスプランテ　ホームページ
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