通称馬小屋「芭蕉」

ひととおりギャラリー内を物色したら、遅いお昼にでかけることにしました。
オーナーおすすめの近所の店、「芭蕉」へ。
とにかくすごい怪しい店らしい。
道順を教わって、５分もたたずに到着。

これは・・・オーナーさんの紹介がなかったらとてもはいる勇気は出ない店です。
営業しているのかどうかわからない静かな雰囲気の戸を思い切ってあけると、独創的な化粧の女性が小さな受付窓の向こうに座っていました。
野外劇場で前衛的な踊りをおどりそうな、きゃしゃな体にひっつめ髪。
建物の中はひっそりとして他にお客は無し。
暗くて古い黒い柱がにょきにょき立っていて、でも外から見るより広い感じ。

その昔、馬小屋を改装してつくられた店だそうで、馬にまつわる道具や小物が数多く飾られています。
大工が５人も逃げ出したこだわり建築で、棟方志功が壁に絵を描いてくれたのに「うちの雰囲気にあわない」といって塗り潰してしまった伝説つき。
なんという・・・！

ギャラリーのオーナーが女学生のころから変わらない内容のメニュー。
わたしは馬小屋カレー、母はオムライスをチョイス。

・・・おいしかった！！！
本格カレーです。
たまねぎの甘さといろんなスパイスの香りがすごく強くて、辛いけど感動的な味。
びっくりしました。
くわいみたいな歯触りのものがあって、何かとおもったらピーナッツでした！
これ、ご家庭のカレーにいれてもこんなふうになるのかしら。

オムライスは家庭の味。
ケチャップライスうまし。

いやー、濃ゆい店でした！