AtelierMina’s blog

うさぎと雑草と旅が好き 絵を描いたり旅行記を描いたりしています

公募詐欺?!

新聞の切り抜きを母が持ってきた。
「賞金100万!新風舍ポストカードブック大賞 あなたの写真やイラストが本になる!」
とある。

一瞬心躍ってしまったが、こういう賞金つきの公募にはビジネスをからめた勧誘につなげるためのケースがあるので冷静になって応募要項を熟読することに。

読んでみた結果。
あやしいのである。
この一行から怪しいニオイがプンプンするのである。
「応募作品のうち、とくに出版をお勧めしたい作品には新風舍の「出版実現プログラム」による個別のご提案書をお送りします。」
出版費用の一部を著者が負担する出版システムだそうだ。
早い話、売れる見込みもない本を出版させて、出版費用を儲けるやり方としか思えない。

しかしこの会社から出版されている他のポストカードブックはちゃんとした作家の作品なのだ。
寺田順三氏など、私の好きなイラストレーターである。


餅は餅屋。
書店でバイトしている弟に「新風舍ってどんな出版社?」と聞くと
「すんごい評判わるい出版社」と即答。

やはり自費出版をもちかけて儲けているらしい。
もうすこし調べてみようとgoogle検索をかけてみたら、、、、、出るわ出るわ。
新風舍の悪名はそうとう高いようだった。
どこを読んでも悪いことしか書いていない。
ネット上の情報は全てが信用できるわけではない。
が、写真家藤原新也氏のサイトを拝見し、私は新風舍の公募には応募しないことを決意した。
なんの因果か、本来は猫好きのただのオヤジらしい(笑)氏の日記は、現在新風舍に関する記事であふれている。
ただ事実を淡々と、のせて行くだけである、と氏は言うが、ただ事実を淡々とのでることがどれだけ大変なことであるか!!
大変なご苦労があることとおもう。
攻撃にもさらされていることだろう。
それでも淡々と、飄々と、この問題に最後まで付き合う姿勢である藤原氏に頭が下がる。
わたしなんかヘタなことを書いて攻撃されるのを恐れてここでは詳しい話をせずに終わるつもりである(苦笑)
直接、藤原氏の日記で事実を見てもらった方がズレが少ないだろう、ということもある。

結論、私自身はこれらの情報を見て、新風舍には応募すべきでない、と判断した。
締め切りは来年1月9日。
もし応募を考えておられる方がいらっしゃったら、藤原新也氏のサイトを見てからでもおそくはない。

http://www.fujiwarashinya.com/
http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.php