AtelierMina’s blog

うさぎと雑草と旅が好き 絵を描いたり旅行記を描いたりしています

東京タワー違い。

個展終了後、片付けやら旅行やらバイトやらしているうちにGWも終盤。
毎日が日曜日のわたくしにはGWなんて関係ないのですが、銀行預金がおろせないのには困りました。
いいタイミングで同居人から家賃の半額を現金でもらったのでセーフ。


今日、リリーフランキーの「東京タワー ボクとオカンと、時々オトン」を読み終わりました。
最期の方、ボロボロ泣きながら読みました。
ガン患者とその家族を見ると、どうしても自分の思い出を重ねてしまう。
人の葬式に行っても、亡くなった人を思うより亡くした父を思って泣いている。
失礼な弔問客だと自分でも思う。


ところでこの「東京タワー」という本。
本屋大賞を受賞し、売れに売れている作品なわけだが、私は半分まで読み進めながら「黒木瞳はいつ出てくるのだろう」と思っていた。
本屋に勤める弟に聞いてみると「ねえちゃん、それは江國香織だよ」と。
うわー、そのふたつは別の本だったのね?!
ねえちゃん勘違いしてました。
リリーフランキーの東京タワーが映画化されたんだと思ってました。
こないだロードショーでちらっとみたら黒木瞳がフランスまで岡田君を追いかけていってて、
「こんな昼メロみたいな話が本屋大賞とるんかい。でも本屋さんが選んだ本なんだからなんかいいのかなあ」と思っていました。


うーん、半分損したね。

リリーさんの東京タワー、良かったです。
食べ物の描写がすごく。
暮らしの手帖の「素敵なあなたに」に通じる心地よさでした。