AtelierMina’s blog

うさぎと雑草と旅が好き 絵を描いたり旅行記を描いたりしています

カッパドキアで気球

気球に乗ったのでございますよ!

人生ではじめての気球です!

ガイドブックや、テレビの旅番組で、カッパドキアの気球ツアーは素晴らしいという情報を得て、これはぜひとも乗ってみたいと思っていました。
しかし、今回利用した阪急交通社のツアーには気球のオプショナルツアーはありませんでした。
どうしてものりたい!!
いろんな人のトルコ旅行記ブログを見ていたら、ツアーを一時離れて行動することが可能であるとわかりました。
離団、というそうで。
ツアーを離れている間はなにがあっても旅行会社は責任もちませんよそのぶんの返金もありませんよ、という旨の書面にサインすればOK。
なんだか悪いことをしているような気持ちになりましたが、いやいやそんなことはないはず。
ドキドキしながら、前日の夜離団届けを提出しました。

そうしたら、なんと同じツアー内に気球に乗るために離団する方が他にも数名いらして、ああよかった!
添乗員さんと現地ガイドさんもとても協力してくださって、無事に行って帰って来れるように配慮してくださいました。

そんなこんなで、笑顔で気球ツアーに出発です!


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5:40 ホテルにピックアップのバスがやってきました。

このバスに乗って、まずは待機所に向かいます。
今回利用したのは、カッパドキアバルーンズ。
気球会社はたくさんありますが、ここが一番の老舗で安心できるとおすすめされました。
実際、運転技術もトークもすばらしいスタッフさんたちでしたよ!

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6:00 大きな二階建ての建物につきました。

他社のバスもたくさん来ています。
気球ツアーの客たちはまずここで朝食をとり、トイレをすませて待ちます。
風の状態が悪ければ、ここまで来てもツアーが中止になることがあります。
今日の空は晴れていて素人目にはいいかんじですが、さて・・?


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安全のしおりと気球のスナップ写真ハガキが配られました。
今日のパイロットの名前がスタンプしてあります。
GULさんの気球ですね。

そうしたら、スタッフさんがなにやら大声で話しだしました。
英語なのでよくききとれませんが、なんか大丈夫ってことみたい!
みんなやったー!と歓声をあげています。
気球とぶのね!!
ヤッターー!!


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再びバスにのり10分ほどで気球乗り場に到着!
平地にいくつも気球が待機しています。
すでに膨らんでいるもの、まだ地面からメロンパンくらいのおおきさに膨らみ始めたばかりのものなど・・・

わたしたちの乗る気球はすでに膨らんでいて、はやく乗って!と急かされながらかごへ乗り込みました。
長方形のかごの中は5つの部屋に仕切られていて、真ん中がガスボンベとパイロットのスタッフ2人、隣接する4つの部屋に客が乗り込みます。
ひとつの部屋に5~6人はいります。
ちょっと狭い。身動きはとれます。

地上スタッフが5人くらいかごを取り囲み、ギリギリまで手で押さえながら、あれっとおもった時にはもう浮かんでいました。

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わーーーー
飛んでる!!


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次々と浮かんでくる気球。
色とりどりです。
オフシーズンなので、この日は30くらいと言っていたかな?
オンシーズンには80以上飛ぶとか。
冬場は天気が悪いことが多く、夏に比べると中止になることが多いそうです。
数日前にカッパドキアが雪が降り続き悪天候だったのですが、この日は本当によく晴れていてラッキーでした。

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高度560mまで上昇しました。
空はもっと寒いかと思ったのに、とても穏やかで、風もなく揺れもしないのです。
それは風に乗っているから風を感じないのだ、とちろパパ。おお、なるほどそうか!!すごい!
本当に快適な乗り物でしたよ。
音もしないし、振動もないし、滑るように動いていきます。
時折ガスの火柱があがるときだけゴーーーっといいます。
もっと寒いかと思ったけど、それほどでもなかったです。
足の裏とかスネのあたりは寒かったですね。

パイロットのGULさんはとてもいいパイロットでした。
かごのどの位置にいても景色が楽しめるように、360度水平方向に回転したり、あっというまに上昇したり下降したりと緩急のある操縦、時折お客さんに「ダーリン!」といって抱きついたり、英語で話しかけたり、楽しませてくれました。


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7:30 一時間たっぷり飛んで、出発した場所とはちがうところに着陸です。
かごを積むための荷台がついたトラックが、気球のあとを追って走ってきました。
そして、一度平原に着陸したかと思うと、お客を乗せたままその荷台へともう一度浮かんで着地!
お見事!

無事着陸したことを祝って拍手!
そして暖かい飲み物とケーキをいただきました。
シャンパンで乾杯するかもと聞いていましたが、たしかにシャンパンもありましたが開けずにチャイとコーヒーで終了。
時間がなかったのかな、残念。
でもチャイあったかくておいしかった!
一番寒かったのはこの地上に降り立ってお茶を飲んでいたときでした(笑)
上空より雪の上の方がずっと寒かった。厚底の靴をおすすめします。


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気球の布部分はその場で畳んでふくろに仕舞います。
最後はうえからぎゅうぎゅう押して圧縮するのですが、お客さんが何人か拉致されて重しにされてました(笑)
ぽーーんと袋の上に投げられて楽しそうだったな~!

最後に気球乗船証明書をもらって、バスでホテルへ。
8:30にホテルにつきました。
素晴らしい体験でした~~~!


気球、バルーンツアーの予約は、Yama Tour(ヤマツアー)http://yamatours.com/indexjp/indexjp.html でお願いしました。
カッパドキアに住んでいらっしゃる日本人女性とトルコ人の旦那様でやってらっしゃる旅行会社です。
メールのやりとりがとても丁寧で、気球以外のこともたくさん教えてくださってとても親切にしていただきました。ありがとうございました。

カッパドキアにご旅行の方に、Yama Tourをおすすめいたします!
http://yamatours.com/indexjp/indexjp.html




さて、そんなすてきな体験をしてホテルに帰ってきたわたしたちでしたが、さいごにバスから降りるとき、母は氷の地面にツルリとすべて背中から転んでしまったのです。
でもほとんど抵抗しないでスルーンと転んだので、どこも怪我がないように思えました。
が・・・夜になったら手がだんだん腫れ始めました。
やはり手をついていたようです。
そこで役に立ったのがあのテラスの雪!
ちろパパがジップロックに雪をぎゅっと詰めてくれました。
それを手に当てて、ちろママにバンテリンをもらって塗って、一晩寝たら腫れがひいたのです。
あ~~よかった!
ありがたいありがたい。