AtelierMina’s blog

うさぎと雑草と旅が好き 絵を描いたり旅行記を描いたりしています

コンヤのリクソスホテルでセマーを見る

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リクソスコンヤホテルの入り口はこんな回転ドアになっています。
初めて見た時はなにこれ!?と思いました。

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これ、旋回舞踊セマーを表しているのですね~。
ちゃんと正面と背面の写真になっています。
写真でとると本当にそこに人がいるみたい(笑)
セマーがどんなものなのかは後ほど!


夕食は毎度おなじみホテルのビュッフェです。
このホテルのウェイターさんの一人が、なかなか芸達者な方で、つまようじをつかった科学マジックみたいなことをやってくれました。
写真がなくて残念!

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夕食後、オプションでセマーが見られると聞いて、申し込みました!
メヴラーナ教団のDVDとおもちゃの笛とキャンディーのお土産、ワンドリンク付きで一人4千円だったかな?
このホテルには、セマー用のショースペースがあるのです。

食後、セマー会場へ。
ざくろジュースとおみやげが配られました。
椅子の数を見ると、わたしたちのツアーから申し込んだ10人分のみ。
ええっ 10人のために踊ってくれるの?
なんか申し訳ないなあ・・・


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三人の楽器をもったひとが現れました。
15分くらい、前奏が続きます。

いよいよ、踊り手さんたちが登場。
メヴラーナ先生役のおじいさんと、弟子たちがこの日は3人。

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中央に先生、その周りを弟子たちが最初はゆっくりと、次第に早さを増して旋回していきます。
回転は宇宙を表しているんだったかな?
回ることで神と一体になる、祈りの踊りです。
頭を少し傾け、右手のひらを上に、左手のひらを下に向け、まるでオルゴール人形のように同じ姿勢でクルクルと回り続けます。

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目はほとんど閉じていますが、お互いぶつかりません。
スカートは厚手の生地で、ウエストのひだのよりかたをみるとかなりのボリューム。
裾が美しく波打ってひらひらと回り続けるのをみていると、ぼーっとしてきます。
ほんとうにきれいだった!

音楽も素晴らしかったです。
打楽器、マンドリン、笛の三つでした。
打楽器の人はボーカルも兼ねていて、またこの人がいい声で!
心地よかったです。

メヴラーナの教えは、愛と寛容。
政教分離によりメヴラーナ教団は廃止されましたが、その教えの内容の素晴らしさを後世に残すべきとの考えから、のちに保護され、現在もメヴラーナの命日には大規模なセマーがここコンヤで捧げられるそうです。
10月頃だそうですよ。首相も出席するとか。

最後に記念撮影もしてもらっちゃいました。

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母、セマーがすっかり気に入った様子。
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