AtelierMina’s blog

うさぎと雑草と旅が好き 絵を描いたり旅行記を描いたりしています

どきどきどきどき

また新しい出会いがありました。

自分は、本当に出会いによって生かされていると思います。
個展を始めてから特にそう実感するようになりました。
なんで世の中にはこんなに親切な、素敵な世話好きさんたちがいるのかしら。
お世話されっぱなしです。
本当にありがとうございます。

今度の出会いは作品たちを群馬県に運んでくれそうです。
急な話ではあるのですが、そのほうがなまけものの私にとって良いと思います。
11月中にできるだけがんばって作品をつくって、旅立たせます。
ちょうど函館から作品たちが帰ってくるころ締め切りなので、うまいことなんとかならないか?!
と、そちらをあてにしつつ、まああまりあてにもせず(どっち?)新作を4人と2匹と3枚くらいいけたらなあ・・・いけるのかなあ・・・と、そんな状況です。

さきほどギャラリーのオーナーとお電話でお話ししました。
人形とオルゴール専門というすごいギャラリーなのです。
先にお手紙をいただいていたのですが、想像通りの素敵なかたでした。
わたくし電話はとても苦手なのですが、オーナーさんとの電話はすごくたのしかった。
人形専門だから、お人形だけ送ればいいのかなと思っていたら、絵も気に入ってくださって、しかも人形も絵も絵本もひっくるめてわたしのひとつの世界として見てくださった、それが何よりうれしかった。


わたしは、そのときそのときで「あ、絵がかきたい。水彩でかきたい」と思えば水彩で描き、「あ、油絵描きたい」と思えば油絵で描き、「あ、人形つくりたい」と思えば人形をつくる。
そんなやりちらかしの「ぱなしくん」でやってきて、それがいいことなのか悪いことなのか、ときどき悩むのです。
「なにがメインなんですか?」とよく聞かれます。
油絵科を出たので根っこは油絵かな・・・と思い「油絵です」と答えるのですが、そうでもないような気がしてきました。
どれがメインだとも、そうでないともいえない。
そして胸をはってメインと言えるものを持っていないことが、作り手として「中途半端」なのではないか・・・とわたしを時々悩ませるのでございます。


オーナーの夢あふれるお話し振りに心ほぐされ、思わず「絵も人形もいろいろやっていて、なんだかバラバラでよくないのではないかと思っている」と話しました。
「そんなことはない。きっとそのときそのときで人形をつくりたいと思ったり、絵を描きたいとおもったり、思うままに作品を生み出してこういう世界が作り出されたんだなあと私は思った」とのお返事。
まったくもってそのとおりだったので、驚きました。
さすが、いままで数多の作家たちの作品を扱ってきた方の目です。
そして、はじめての場所で人形たちも緊張するだろうし、絵や絵本の仲間に囲まれていたほうが安心するでしょうから、ぜひ絵も一緒に送るようにとのお言葉。
うわあ~~聞いていたとおりの方です!
すごいです。
直にお会いしたい気持ちでいっぱいになってしまいました。

締め切りまで、猛烈にがんばろうとおもいます。
(オーナーからは気負わないで、といわれましたが・・・)
こんなオーナーのお店に来る人たちは素敵なひとに決まっています。
人形ちゃんたちがすてきなおうちにお嫁入りできるように、精一杯かわいくして送り出してあげるつもりです。
がんばるぞーー!!