丸木美術館訪問。

先日、原爆の図で有名な丸木夫妻の美術館「丸木美術館」に行ってきました。
遠かった！
場所は埼玉県東松山市。
東武東上線森林公園下車タクシー１０分。
田舎のタクシーだということを忘れていました。
住宅地を１０分走るのとは訳が違う、、、畑の中の道をビュンビュン走って１０分強、、、遠いよ！

しかし本物はやはりすごいです。
いままで恐ろしさのあまりまともに原爆の図を見た事はありませんでした。
実物は、人間がほぼ原寸大で描かれていました。
墨色にところどころ赤い炎がちらちらとゆれています。
人間の姿は、よくみるとほとんど傷の無い完全な状態で描かれており、美しいという印象さえ抱きました。
ヨーロッパの教会の天井画のような、おびただしい数の裸体が、集団でひとつの形をつくり、画面を埋め尽くしていました。
しかしですね、この美術館、長時間の鑑賞には不向きです。
クーラーが無いんです。（涙）
いっこだけ扇風機があるんです。
田舎だからって涼しいわけじゃないのね、、、
だんだん体力を削られて、小一時間もたたずにギブアップ。

でも、本命の丸木スマの作品はなんとか見ました。
７０を越えてから絵を始めた、丸木位里の母。
子供のような天真爛漫な絵を７００点以上残しました。
とてもかわいかった。
いかんせん暑くてじっくりとは見られなかったけど。

写真は美術館二階に保存されている丸木夫妻のアトリエ。
小さな机の前の棚、かわいい人形がのっていました。

帰りはバスで帰ろうとしたら、１時間に１本しかない！
しかも暑いのにバス停まで１０分！！
途方にくれていたら、館内でちょっと言葉を交わしたお母さんと２人の男の子が、マイカーでお帰りになるところでした。
すかさずマイ母、話しかけ駅までのせていただくことに。
本当に助かりました。
ありがとう！！