12/13（火）テシェイラ日語学校 初日

テシェイラでは、午前中子どもクラス、午後大人クラスというスケジュール。
一日目は、子どもはポップアップカード、大人は割り箸ペン画をやるつもりで準備をしました。

朝９時。
なかなか全員集まらないのはいつものこと。
準備をしながら待ちます。
９時半。
ようやく集まってきたようなので、自己紹介をして造形教室スタート。
つないだ長机の手前半分が幼稚園くらいの小さな子どもたち、奥の方に小学生～高校生の子どもたちが座りました。
小さい子たちはじっと座っていられない様子。
大きい子たちはなんとなく借りてきた猫状態？！

ブラジルにきて何度かやってきたポップアップカード講座ですが、何度やっても緊張…。
しかもなんだか反応が薄いです！
日本語はおろか、ポルトガル語さえ聞こえてきません…。
シーンとした空気の中、黙々とカードをつくる子どもたち…
自由な展開もなく、教えたことをそのままコピーするのみ。
「好きなように描いていいんだよ」
といってもやらない…

三日目あたりでようやくわかったのですが、絵を描いたり作るのは好きだけど既製品のプリントのようなキレイな形を好み、自分が描いたヘロヘロの線の絵はがまんできないらしい。
見本があってそれを完全に写して描くのはOK。

また、普段別々のクラスでやっている子どもたちが全員顔を会わせることはなく、お互いこの日初めて会ったので緊張していたのでした。

…そうとは知らず、私の頭は真っ白。
この重苦しい空気をどうしたらいいんだよーーー！！
と、焦っておりました。
一時間すぎたあたりで小さい子たちは臨界点突破。
勝手に遊び始めました。

それはヨイ。
人間の集中力は９０分が限界と言われておりマス。
子どもを机にしばりつけることはできまセン。
楽しんでやるはずのことを強制するのは本意ではない。

しかし…残された大きな子たちが、無表情にカードを作り続ける姿を見ると、あと二日どうしたらいいのか…不安が大きくなってくるのでありました。