AtelierMina’s blog

うさぎと雑草と旅が好き 絵を描いたり旅行記を描いたりしています

トルコの通貨、リラ

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写真は、トルコのお金です。
現在のトルコの通貨はTL、トルコリラです。
2012.2.29のレートで、1リラ=47円でした。

お札は5リラからで、1リラは硬貨です。
リラの下はクルシュ。100クルシュ=1リラです。

1リラでチャイが一杯飲めます。
1.5リラで500mlの水が2本買えます。

ガソリンは日本よりも高いそうです。

それでも、ローンが簡単に組めるようになったため、車を持っている人が多く、イスタンブールは渋滞が深刻な問題になっています。
観光バスも、朝夕のピークを避けても巻き込まれることが何度かあり、徒歩移動に変わったりもしました。


20リラと50リラのお札に描かれているのは、建国の父アタテュルクです。

空港の名前にもなっているとおり、トルコで最も尊敬されている人物です。
どの町にもアタテュルク通りという名前の通りがあり、アタテュルクの銅像が立っていて、写真もあちこちで見ました。

オスマントルコ帝国が徐々に衰退、第一次世界大戦後領土を削られ、さらにギリシャ小アジア侵略が始まりました。
当時のトルコ君主が、外国の言いなりになっている中、ムスアファ・ケマル・パシャは全国を回って国民を説得して軍隊を指揮してギリシャを破る。
ケマルはトルコの民主近代化を強力に進め、初代大統領になりました。
後に、「アタテュルク(トルコの父)」の称号を贈られました。

アタテュルクがいなかったら、トルコはいまよりもっと小さな領土になっていたかもしれないし、近代化ももっと遅かったはず。
そんなわけで、トルコ人にとってアタテュルクはとても大切な、偉大な人物なのです。


王族の末裔は外国にいまも住んでいるそうで、いまはトルコ国内に入ることもできますが、誰も歓迎しないでしょうし、トルコ語も話せないでしょうね、と現地ガイドさんの弁。


アタテュルクは偉大な指導者でしたが、そのあとの政治家はあまりよくなかったようで、現在トルコの経済は良いとはいえないようです。

電力は、水力発電、火力発電、風力発電
いま、原子力発電所をはじめて作る計画がすすんでいるそうです。
3つ予定されていて、うちひとつは日本の企業が作る予定でしたが、3.11のあと、日本は降りました。
そのあとにロシアの企業が入ったそうです。
3.11をうけて、トルコ国民も反原発の意見が高まっているけれど、政府は強硬に原発建設をおしすすめているそうです・・・。