さくらんぼno.26~30

朗読コンサート「さくらんぼエルフリーデ」のために

数日後、ネズミの家の前から小さな芽が生えてきました。
芽はぐんぐん成長していき・・・

大きな大きな桜の木になりました。
そうです、エルフリーデです。
エルフリーデはまたおつきさまに会えるようになりました。

ひつじ雲もあそびにやってきます。
枝には小鳥たちが巣をつくっています。
大きな木陰のしたでは人々が寝そべり、子供たちが遊びます。

冬ははっぱを落としたエルフリーデの枝にてぶくろやマフラーをひっかけて雪遊び。
春には花をいっぱいに咲かせたエルフリーデを見上げて人々はいいます。
「ごらんよ、このりっぱな桜の木を！
　彼女はエルフリーデというんだ。むかし冒険をしたんだって」

エルフリーデはときおり、あの冒険を思い出します。
でもいまはどこへもいきたくありませんでした。
エルフリーデはいまとてもしあわせでした。

さくらんぼエルフリーデ、以上でおしまいです。
文章をわたしがかなりバッサリ割愛、要約してしまっているので原作と違う部分が多々あるかと思われます。

原文を載せるのは著作権の問題で無理なので、、、もうしわけない。m(_ _)m
絵本の文章ってむつかしいね！
状況説明程度の文にしようとおもったのに結局絵本を想定した文になってしまって、自分で自分の首しめましたわ(-_-)

この演目（？）は、音楽、朗読、絵のみっつがそれぞれ対等な関係で絡み合ってできています。
どれが一番でもなく、みっつともががんばらないとお互いを輝かす事ができません。
最初安請け合いをして、音楽をきき朗読文を読んでみてそのことに気づきかなり焦りました。
ほかのふたつをぶちこわしにしないために、そしてこどもにも大人にもよろこんでもらえるようにと、力をふりしぼってみました。
なのでこの絵だけでは魅力半減どころか三分の一以下なのです。
皆様にも音楽と朗読をお聞かせしたいです！
ってわたしもまだ本番を聞いてないんだった！
来年春に地元でまた個展をしたいと考えています。
ドイツと連絡をとってOKが出れば展示会場で音楽を流す事ができるかな、、、？

長々とおつきあいくださりありがとうございました！