AtelierMina’s blog

うさぎと雑草と旅が好き 絵を描いたり旅行記を描いたりしています

インドの詩聖タゴールの詩

「ギタンジャリ」

タゴール 高良とみ訳)


あなたは わたしを終わりのないものに お造りになりました。
それが あなたの喜びなのです。
この こわれやすい器《うつわ》を あなたはいくたびも うつろにし
また いつも新しい生命で 充《み》たされます。

この小さな葦の笛を
あなたは 丘を越え 谷を越えて はこび
いつまでも 新しい歌を
吹きならされます。

あなたの 死のない いのちのみ手にふれて
わたしの 小さなこころは
喜びのあまり 度を失い
言葉につくせぬ ねがいごとを申し上げます。

かぎりない あなたのたまものが わたしには
この小さい 二つの手にしか 受けられません。
永い時が過ぎてゆき いつまでも
あなたは そそぎこみなさるのに
なおも みたされない 片隅がのこります。





先週の日曜日に教会でこの詩の一部を聞き、興味を持ちました。
私には何もない、ただの空洞の筒だけど
神の息が吹き抜ける時、音が鳴る。